【40歳代女性】慢性的な背中の痛み
- 【人柄】40歳代 女性 教員
- 【症状】慢性的な背中の痛み、仕事が忙しいと悪化する

普段の施術の一部を切り取り、発信しています!
今回施術させていただいたお客様は、
長年の背中の痛みがあって、最近特にひどくなっている💦
との事で来院されました!
では、早速施術の内容をご紹介しましょう。
お身体のチェック
- 痛みの場所:肩甲骨の内側(背骨寄り)
- 痛むタイミング:ずっと痛い、夕方特に痛くなる
- 楽になるタイミング:特になし
- 筋緊張:最長筋・多裂筋亢進
- 運動テスト:腹筋運動で背筋収縮あり
直接的な原因の解析
背中のあたりが痛いという事で、
早速痛い場所を触ってみると、
明らかにパンパンの筋肉ちゃんがいました。

Screenshot
たどっていくと、下の方までコリがたどれるくらいに、
全体的に筋肉が固くなっていましたね。
いったい何の筋肉なんだい?って感じだと思いますが、
腰の辺りまで続いているところを見ると、
「最長筋」と呼ばれる筋肉が問題になっていそうです。
ポイントを絞って軽く緩めると、痛みが3割くらいに激減。
明らかにここが悪さしていそうだな~と判明しました。
根本的な原因の解析
さて、痛みを出している組織を特定できたところで、
なぜここが固くなってしまったのか、考えていきます。
根本的な原因としては、「姿勢」「可動域」「運動」がかかわる事が多いのですが、
今回は、「運動」に着目。
最長筋は、姿勢を保つために使われる筋肉なので、
ある程度、姿勢保持で使われるのは、
問題ないのですが、
あそこまで固くなるということは、
固くなってしまう、何かがあるということ。
そこでよくあるものとしては、
腹筋を使うべき時に、実は背筋の力も入ってしまっているパターン。
これ、結構多いんですよね。
試しに腹筋の軽い収縮をしてもらうと、案の定、背中がパツパツに張ります。
本来なら、人間の体は、力をいれた反対側の筋肉は緩む、
つまり、腹筋に力を入れたら、背筋は緩むのですが、
今回の方は、腹筋に力を入れると、
逆に、背筋にも力が入ってしまう癖ができていたわけです。
モノを持ったり、歩いたり、方向転換するときなど、
腹筋はその都度使うのですが、
そのたび背筋も余計に働いてしまって、
筋肉がどんどん固くなっていったわけですね。
こんな時は、まずは腹筋の指導から初めて、
腹筋したときに背中に力が入らないように、フィードバックしながら、
正しい運動、そして力の入れ方を指導していきます。
正常であれば、反復していくと、
その場で、ある程度うまくできるようになるので、
そこまで行ければ、あとは自主トレに移行です。
その後
次の来院まで、期間が開くので、
しばらくばどうなったのか、分からなそうです。
施術終了時には、痛みはほとんど無くなっていたので、
維持できるような体つくりが、ココからのポイントですね。