【50代男性】腰から足の外側まで痛くて歩けない
- 【人柄】50代 男性 会社員
- 【症状】歩くと腰から足の外側まで痛い

普段の施術の一部を切り取り、発信しています!
今回施術させていただいたお客様は、
痛くて全然あるけないんだ💦
との事で来院されました!
では、早速施術の内容をご紹介しましょう。
お身体のチェック
- 痛みの場所:お尻の上側からふくらはぎの外側にかけて
- 痛みの種類:ズキズキ痛い
- 痛みが増えるとき:立つ、歩く、朝方
- 痛みが楽になるとき:しゃがむ
直接的な原因の解析
さてさて、お身体のチェックから始めます。
1年ほど前に、脊柱管狭窄症の診断も受けているとの事なのでそれも視野に入れながら3つくらいの可能性を考えました。
②神経の通り道が狭くなっているパターン
③そのほか別の腰の疾患にかかっているパターン
それぞれ特別な方法で確認していくと、①と②が該当しそうな事が判明。
①に関しては背中の多裂筋という筋肉が固くなっていて、それによって脊柱管が細くなる方向に動きやすくなるので、この筋肉を緩めていきます。
さらに寝ているときにずっと仰向けだと、この多裂筋が固くなりやすかったりもするので、寝かたの指導も行い生活からも改善していくのが大切ですね。
②に関しては、ポイントになる場所は個人差がめちゃくちゃあるので、その場で痛みの軽減具合を確認しながら、軽減が大きい場所を狙って施術していきます。
だいたい5回くらいの施術で、痛みは残っているものの、激痛になることはなくなり、動ける範囲も広がってきました。
根本的な原因の解析
さて、同時にこれ以上悪化させないように、再発させないように根本的な原因も考えていかなければいけません。
今回は、姿勢と運動に着目。
姿勢で言うと、全体的に後方重心、いわゆる後ろ反りしているような姿勢になっているので、これだと脊柱管も細くなりやすいですし、後ろ側の神経の通り道も狭くなりやすいんですよね。
このような場合多いのが、腹筋が上手く使えていないパターン。
立っているときなどに、腹筋が使えないので、身体を反らして固定して安定を保っているわけです。
なのでまずは、腹筋、その中でもいわゆるインナーの腹筋を鍛えていき、段階が進んだら姿勢の改善の比重を高めていくのが効果的になり、
腹筋のインナー部分をしっかりつけていくには、自主トレが結構鍵を握るので、そのあたりも含めてサポートしていきます。
おわりに
脊柱管狭窄症を伴う症状は、改善に時間がかかることも少なくありません。
ただ、適切に原因を突き止めて、アプローチしていけば痛みや痺れは高確率で改善できる症状ではあるので、根気よく頑張るのが大切ですね。
中には自主トレをやめて途中で再発してしまった方もいるので、侮らず実施しましょう。