【60歳代女性】歩行時の膝の内側の痛み

本日のお客様
  • 60歳女性膝痛い
  • 【人柄】60歳 女性 事務職
  • 【症状】黙っていても膝が痛い、歩くと特に痛い

上記のようなお客様に施術させていただきました!
普段の施術の一部を切り取り、発信しています!

今回施術させていただいたお客様は、

半年くらい前から、膝の痛みが悪化して、
最近は何もしなくても痛くなった、、との事で来院されました!

では、早速施術の内容をご紹介しましょう。

お身体のチェック

痛みの場所

  • 痛みの場所:膝の内側
  • 安静時の痛み方:チクチク
  • 歩行時の痛み方:ズキズキ
  • 膝伸展テスト→膝前側の内側で痛み
  • 動く範囲:足を後ろに引けない(股関節伸展制限)
  • 固い筋肉:恥骨筋、腸骨筋

直接的な原因の解析

膝蓋下脂肪体
痛みの場所が、膝の側という所で、

真っ先に疑えるのが、「膝蓋下脂肪体」という組織ですね。

膝の痛みがある方をよく見ていますが、

ここが原因に絡んでいる事は、結構あります。

そんなところで、まず初めにここが原因か特定するために、

簡単なテストを実施。

無理に膝を伸ばした時にどこに違和感があるか、確認するテストですね。

このテストを行うと、膝の内側に痛みが発生して、

さらにこの内側にある「膝蓋下脂肪体」を軽くほぐすと、

痛みがなくなって、動く範囲も拡大。

ちょっと立ってみてもらうと、

痛みが半分くらいに。

そんなところで、「膝蓋下脂肪体」が痛みの直接的な原因だろうと仮定して、

次の問題は、なんでここが悪くなっていまったのか?ということ。

根本的な原因の解析

根本的な原因として問題になりやすいのが、

「姿勢・可動域・動き」

今回色々見て、気になったのが、

可動域で、足を後ろに引けない(股関節伸展制限)状態。
膝曲がりの画像
なんでこの状態が悪いかというと、

足が後ろに引けない状態で立とうとすると、

前のめりになって、前方に転びそうになるので、

このような状態の方の多くは、

膝を曲げて体を起こすようになります。

膝が曲がっている状態が続くと、

膝の中にある、「膝蓋下脂肪体」が動く頻度が減って固くなり、

固くなると挟まれやすくなったり、ぶつかりやすくなって、

炎症したりい痛みが発生しやすくなるというわけですね。

そんなところで、なんで足が後ろに引けないのかな~と、

身体をチェックしていくと、恥骨筋、腸骨筋という筋肉固さを発見。

この筋肉は股関節の前についているので、

ココが固いと、足が後ろに行きづらくなるんですよね~。

なのでここをしっかり緩めて、もう一度歩いてもらうと、

痛みがさらに軽減。

その後

3回くらいの通院で痛みはほとんどなくなり、

メンテナンスでたまに来ていただいております。

仕事先を変えて、介護の仕事をしたら、

違和感が出てきたとの事で、

今度は動き、体の使い方へのアプローチが必要そうですね、、、。