歩くのもつらい腰とお尻の痛み…原因は脂肪組織と深層筋?

- 人柄
- 60歳代 男性 会社員
- 症状
- 腰からお尻の痛み

普段の施術の一部を切り取り、発信しています!
今回施術させていただいたお客様は、
「痛くて歩けない」
との事で来院されました!
では、早速施術の内容をご紹介しましょう。
お身体のチェック
- 痛い場所:お尻の左
- 痛み方:鈍く重く
- 痛い時間:立ったり歩くと痛い
- いつから?:一年前
直接的な原因の解析
脊柱管狭窄症の診断をされて、リハビリを受けているけど一向に良くならない、、、とのことで来院されました。
いろいろチェックをしていくと、脊柱管狭窄症由来の痛みではない可能性が出てきたので、色々と介入。
悪そうな場所は、坐骨神経痛でよくある梨状筋の硬さだったのですが、今回は単純にそれだけではなく、
お尻の脂肪組織の悪さもあり改善が悪くなっていたようです。
筋肉の上に、筋膜やら脂肪組織やらがあるのですが、この脂肪の層が厚かったり、固かったりすると、
梨状筋まで施術の効果が届かず、施術しても効果が出ないとなるわけです。
しかも今回のお客様は、梨状筋の位置が通常よりも少し下側で、深い位置にあったので、さらに難しいケースとなっていました。
この梨状筋に正しく効果を届かせるまでに、結構な介入頻度が必要になります。
ただ、脂肪組織のコンディションを整えながら、しっかり梨状筋の輪郭を捉えて介すると症状がどんどん減っていきます。
最終的には、近距離の歩行での痛みはなくなり、現在は買い物などの長距離での痛みはまだ残っている状態です。
座っている最中の痛みもあったようですが、コレはすぐになくなっていましたね。
根本的な原因の解析
さて、今回の要因ですが、圧倒的に不動が要因ですね。
つまり動きが少ないってことです。座り仕事がメインでだったようなので、梨状筋にもストレスが加わりやすく、その上の脂肪組織も硬く、動きづらくなりやすい。

イメージ画像です。実際のストレッチとは異なります。
なので、生活指導に加えて、効果的なストレッチなどをお伝えして、根本解決を目指していきます。
おわりに
今回の施術では、痛みの原因が脊柱管狭窄症だけではなく、梨状筋の深部にある硬さや、その上を覆う脂肪組織のコンディションが大きく関わっていることがわかりました。これらの層を丁寧に整えながらアプローチを重ねたことで、歩行時の痛みが徐々に軽減され、近距離での移動は問題なく行えるようになっています。
また、座っている時の痛みも早い段階で解消され、日常生活の負担も少しずつ減ってきている印象です。
根本的には「動きの少なさ」が痛みの原因となっており、生活習慣の見直しと適切なセルフケアが改善へのカギとなります。今後も引き続き、施術とご自身でのケアを並行しながら、さらなる回復を目指していきます。
腰やお尻の痛みでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。