八戸の腰椎椎間板ヘルニアケア|長時間の同じ姿勢が引き起こす痛みのメカニズム
- 【人柄】30歳代 女性 ネイリスト
- 【症状】お尻から太ももの裏にかけて痛い

普段の施術の一部を切り取り、発信しています!
今回施術させていただいたお客様は、
仕事終わりの夜に痛くて大変〜
との事で来院されました!
では、早速施術の内容をご紹介しましょう。
お身体のチェック
- 痛みの場所:右腰〜お尻〜ももの裏
- 痛み方:鈍い痛み、押されるような
- 痛い時:仕事終わりで休んでいる時
- 楽な時:あんまりないけど、朝の方が楽
直接的な原因の解析
一年ほど前に腰椎椎間板ヘルニアの診断を受けて、その後痛みがずっと治らないとのことで来院されました!
職業はネイリストとのことで、ヘルニアにかかることが多い職種でもあります。
ただ、これだけ時間が経っていればヘルニア由来の痛みは少ないはずなので、その辺を視野に入れてお身体をチェックしていきます。
まずは、ヘルニア由来の痛みがあるかどうか簡単にチェックしてみて、やっぱりそのテストでは痛みが出なかったので違いそうです。
そうなると、痛み方や部位から推察して、神経に直接悪さしているものが何かありそうと考えられます。
坐骨神経痛ってやつですね。
お尻からもものうらに関しては、表層の筋膜に対して介入することで、すぐに改善しました。
この筋膜には細い神経が結構絡んでいるので、痛みの原因になりやすいんですよね。
ここで問題になったのが腰の痛み。これが結構残りやすいんです。
そこでさらに調べていき、「胸腰筋膜」と呼ばれる組織が問題そうだな〜とあたりをつけます。
この組織のある部分がくっついてしまうと、そこを通っている腰に伸びる神経が悪くなり、痛みが出やすくなるんです。
そんなわけで、そこを緩めてみると痛みが20%くらいまで軽減!
根本的な原因の解析
さて、今回の要因ですが、今回は仕事中の姿勢にありそうです。
ネイリストということで、2時間くらい座りっぱなしになったり、それが1日続くこともあるそうで、それだと表層の筋膜がやはり潰れやすいんですよね。
さらに集中して前傾姿勢で作業するので、今回問題になった「胸腰筋膜」の周りにある筋肉も硬くなりやすいいんです。
周りにある筋肉が硬くなると、「胸腰筋膜」も悪くなりやすくなります。
そんなわけで、痛みが再発しないようなアドバイスや、セルフエクササイズまで指導〜。
仕事をしていると、完治するまでは時間がかかりやすいので、適宜メンテナンスは必要そうでしたね。(7回程通われる頃には、ほとんど痛みがなくりました)
おわりに
今回のように、長時間同じ姿勢で作業を続ける職業の方は、知らず知らずのうちに身体に負担が蓄積されてしまいます。
特に、「胸腰筋膜」や「筋膜の硬さ」は痛みの引き金になりやすく、放置すると症状が慢性化することも。
ですが、適切なケアや日々のセルフエクササイズを継続することで、症状は少しずつ改善されていきます。
もしこの記事を読んで「自分も同じような痛みがあるかも…」と感じた方は、無理をせず一度専門家に相談してみるのもいいかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。