歩くのもつらい股関節の痛み…原因と改善のポイント

本日のお客様
股関節痛

人柄
70歳代 女性 清掃業
症状
股関節の痛み

上記のようなお客様に施術させていただきました!
普段の施術の一部を切り取り、発信しています!

今回施術させていただいたお客様は、

「股関節がずっと痛くて歩くのも大変」

との事で来院されました!

では、早速施術の内容をご紹介しましょう。

お身体のチェック

痛みの場所

  • 痛い場所:股関節の前側
  • 痛み方:潰されるような
  • 痛い時間:歩くと
  • いつから?:5年前

直接的な原因の解析

さて股関節の痛みの原因を探していきましょう。股関節の前側が痛いということ、さらに歩くと痛いということです。

特に痛いのは、足が後ろに入っている時だそうで、この時に何らかの組織がうまく伸びていない、もしくはスムーズに動いていない可能性が考えられます。

まずは硬さのチェック→そんなに硬さはなさそう。

次は、それぞれの組織がスムーズに動いているかチェック。すると、縫工筋と鼠径靭帯の間がくっついていそうなことが判明。

縫工筋と鼠蹊靭帯

この間には、股関節の外側に続く神経が通っているので、ここがうまく動かないと、痛みが出やすいってわけです。

動きをだしてあげると、すぐに歩行時の痛みは軽減。ほとんど0になりました。

根本的な原因の解析

さてさらに介入を進めていくわけですが、5年前からの痛みという場合、これ以外にも他の要因がある可能性も多く、さらに一回の施術だと元に戻ってしまう方も一定数いらっしゃいます。

そのため、症状の変化に合わせて介入を加えていくのが大切になります。

ただ根本として、いろんな股関節痛みを抱えている症例を見ていくと、腰骨の動きが少なくなっているのは多いんですよね。

腰椎

腰骨が動かないと、その分股関節の動きや負担が大きくなり、股関節への不調を起こしやすいってわけです。

例によって今回の症例も、動きが悪かったですね〜。なのでこのあたりも動きを出していかないとですね。

おわりに

今回の施術では、股関節の前側の痛みに対して、縫工筋と鼠径靭帯の癒着が大きく関与していることがわかりました。施術によって動きが改善され、歩行時の痛みもほとんど感じない状態まで軽減しています。

また、根本的な原因としては、腰骨(骨盤まわり)の動きの低下も影響しており、今後の施術ではこの部分へのアプローチも重要になってきます。

股関節まわりの痛みは長年の積み重ねで起こることも多いため、定期的なケアと少しずつ身体の動きを整えていくことが大切です。

今後もお身体の状態に合わせながら、無理のない範囲で改善を目指していきます。

股関節の不調でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。