朝の坐骨神経痛を和らげる:お尻と腿裏の痛み対策
- 【症状】お尻から腿の裏にかけて痛い
- 【人柄】60歳代 男性 運転手

普段の施術の一部を切り取り、発信しています!
今回施術させていただいたお客様は、
朝痛くて、起きるのに時間がかかる💦
との事で来院されました!
では、早速施術の内容をご紹介しましょう。
お身体のチェック
- 痛みの場所:お尻から太ももの裏にかけて
- 痛い時間:朝起きた時
- 痛みかた:伸ばされるような、ピンッと痛い
- 痛い動き:起きようと足を曲げた時
直接的な原因の解析
痛みの場所そして、痛みの時間帯や痛み方から、神経や軟部組織の滑走障害が疑えそうです。
夜ではなくて朝に痛いということは、寝ている間に動きが少なくなってある組織
がくっついて上手く動かなくなり、
それによって、余計なストレスが身体に加わって痛みを出しているケースがおおいんですよね。
実際に話を聞いていくと、体を動かしているうちにだんだん良くなって、日中はあまり気にならないと言っていました。
このパターンで一番の鍵になるのは、その場でどうやって痛みを再現していくか。その場で少しでも変化があれば、推論が進みやすいのですが、
朝に痛くて今は割と大丈夫なので、その場での効果判定が難しくなるんですよね。
そんな中で、いろんな動きを試してみて、なんとか似たような痛みを引き出すことに成功。そしたら、話は早く悪さをしていそうな部分にアプローチしていきます。
今回は、浅筋膜と呼ばれる部分が原因そうでしたね。浅筋膜は脂肪の間に挟まっている膜で、ここの周りには神経とか動脈が通っているので、

浅筋膜の下にさらに脂肪がある
ここの動きが悪くなると、痛みが生まれやすくなるわけです。軽く緩めてみると、痛みが出ていた動きを再度してみてもらった時に、痛みがなくなりました。
根本的な原因の解析
さて、今回は筋膜に原因がありそうと分かったのですが、再発しないように、なぜ悪くなってしまったのかを考えなければ行けません。
ここで考えられるのは、関節の動きが少ないこと。特に股関節や膝関節ですね。
このあたりの動きがすくないと、結果的に筋膜の動きも少なくなってしまい、動きがすくないので硬くなり、また痛みを出してしまう可能性があるわけです。
そんなわけで、今回は特に股関節の動きは少なかったので、痛みを減らしながら、股関節の動きを出していくのが今後のポイントになりそうです。
おわりに
今回の施術では、筋膜の動きの改善と股関節の動きの重要性がポイントとなりました。
日常生活でも適度なストレッチや関節の可動域を意識した動きを取り入れることで、痛みの再発防止につながります。
痛みの原因を一つひとつ解消し、”快適な日常生活”を一緒に目指しましょう!
お身体の不調や痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。