「仕方ない」とあきらめていた肩こり。変化のきっかけは「癒着」です。

悩み

「夕方になると、首から肩がガチガチで…」
そうお話しくださったのは、50代の女性のお客様でした。

デスクワーク中心のお仕事で、毎日長時間パソコンと向き合う生活。
気づけば、肩こりが当たり前になっていたそうです。

朝はまだマシだけれど、夕方になるとズーンと重だるくなってくる。
ひどい日は、首の付け根あたりが痛くなってきたり、ふわっと軽いめまいが出たりすることもあるとのこと。

諦め

湿布やストレッチ、クッションを使ってみても「その場しのぎ」の感じが強く、
「この肩こりと一生付き合っていくんだろうな…」と、どこかあきらめていたそうです。

当院でのお身体のチェックでは、首から肩にかけての筋膜と脂肪組織の間に、かなり強い癒着が見られました。
皮膚のすぐ下が、スムーズに動かない状態になっており、筋肉が動くたびに引きつれるような感覚が出ていたのです。

さらに、姿勢をチェックすると、首が前に出て、肩が巻き込むような形で固定されていました。
動かさない時間が長く、無意識のうちに体が常に緊張していたことも、影響していたようです。

そこで、癒着していた筋膜と脂肪組織の間にやさしくアプローチしながら、
動かしやすい方向へ誘導する施術を行いました。
あわせて、日常での力を抜く感覚を取り戻すような簡単な動きや、呼吸への意識づけも取り入れていきました。

改善

そして、3回目の施術のときに、ふとした表情でこう言ってくださったんです。
「そういえば、昨日の夕方、いつもみたいな重さがなかったんです」
その気づきが何より嬉しかった、と僕自身も感じました。

長年の肩こりには、「年齢のせい」や「職業病」という言葉がつきまといがちです。
でも実際には、[原因]が見えれば、体はまだまだ変わっていきます。

当院では、表面的なこりや痛みだけでなく、
皮膚・筋膜・脂肪組織・姿勢・緊張状態など、複数の視点から体を捉え直しています。

「もう仕方ない」「こんなものだろう」
そう思い込んでいた方ほど、本当の体の変化に驚かれることがあります。

あなたの肩こりにも、[今まで見えていなかった理由]があるかもしれません。
まずは一度、丁寧にチェックしてみるところから始めてみませんか?