肩が痛くて寝れない…前側の痛みと夜間痛の原因とは?

本日のお客様
60歳代 女性

人柄
60歳代 女性 主婦
症状
肩の痛み

上記のようなお客様に施術させていただきました!
普段の施術の一部を切り取り、発信しています!

今回施術させていただいたお客様は、

「肩が痛くて仕事もできないし、寝れない、、、」

との事で来院されました!

では、早速施術の内容をご紹介しましょう。

お身体のチェック

痛みの場所

  • 痛い場所:肩の前側~外側
  • 痛み方:ズキっと痛い
  • 痛い時間:腕をあげた時、寝てる時
  • いつから?:五年前から徐々に

直接的な原因の解析

さて痛みの原因を探していきましょう。

運動時の痛みと、寝ている時の痛みが出ているとのことですが、

それぞれ別の要因があることが多いので、その線でさがしていきます。

まず前側の痛みについてですが、これが意外と肩の後ろ側の筋肉の硬さが原因のことが多いんです。

肩の後ろ側の筋肉位が硬いと、腕に骨が前側にずれ、そうすると肩を動かす時に、関節の運動が正常ではなくなってしまうんです。

正常であれば関節がスムーズ動くのですがこれがずれてしまって、筋肉やそのほか組織が挟まれたりして痛みが出てきます。

肩後面筋

そんなわけで、早速後ろ側を軽く緩めると、一気に腕が動く範囲が拡大。

次は寝ている時の痛みについてもすこし介入。寝ている時の痛みは寝ている姿勢での、腕の骨の位置が不安定になっていることが多いでのその辺りを確認。

見ると肩が大きく前にでている状態で、これは胸の前の小胸筋と呼ばれる筋肉の硬さが問題になります。

ここをしっかりほぐして、また横になってもらうと、肩周りの辛さが3/10くらいに。

初回の介入はここまでで終了し、次回来ていただいた時に聞いてみると、2日間くらいは痛みなく寝れた!!とのことでした。

あとは効果が持続できるように、またほかの原因も削って改善をうながしていきます。

根本的な原因の解析

さて、今回の根本的な原因ですが、今回は「肩甲骨」の動きの少なさにありそうでした。

肩甲骨の動き

腕を動かしてもらった時に、肩甲骨がほとんど動いていなかったんですよね。

なので、原因の改善を狙っていきながら、肩甲骨がしっかり動くようにケアしていくのも大切になってきそうです。

おわりに

今回の施術では、肩の前側〜外側の痛みに対して、肩関節のズレや筋肉の硬さが大きく関係していることがわかりました。特に、後方の筋肉の硬さが関節の動きを乱し、動作時の痛みを引き起こしていたようです。

また、寝ている時の痛みに関しては、小胸筋の硬さにより肩が前に引っ張られ、不安定な状態になっていたことが要因でした。施術後は痛みが軽減し、2日間しっかり眠れたとのことで、初回としては良い反応が得られています。

根本的な原因としては、肩甲骨の動きの少なさが大きく影響しており、今後は肩甲骨の可動性を引き出す施術を継続しながら、より安定した状態を目指していきます。

肩の痛みや、夜間の不調でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。