肩の痛みで眠れない…原因と施術のポイント

- 人柄
- 50歳代 女性 パート
- 症状
- 肩の痛み

普段の施術の一部を切り取り、発信しています!
今回施術させていただいたお客様は、
「肩が痛くて寝られない、、」
との事で来院されました!
では、早速施術の内容をご紹介しましょう。
お身体のチェック
- 痛い場所:肩の前側、たまに後ろ
- 痛み方:夜は鈍い
- 痛い時間:寝てる時、手をついた時
- いつから?:1年以上前
直接的な原因の解析
今回のお客様は、肩の痛みを繰り返されていて、今までは治っていたけど、今回はどんどん痛くなっているとのことで来院されました。
最初は大丈夫だけど、どんどん痛くなって、寝られなくなるケースって結構多いんですよね。
初めて痛くなったのは5年以上前とのことで、そこからしっかり治していないから、今回のように痛みが強くなってしまったわけです。
【痛みがなくなった=治った】は【違う】といういい例ですね。
さて、今回の症例ですが肩を上げる動作そして、内側に捻る動作(背中に手を当てる動作)が特に制限されていました。
痛くて動かないということです。
肩の動きに関わる筋肉を少し緩めると、どちらの動きも改善。左右差がないくらいにはなりました。
もっと問題なのが、関節包の硬さですね。関節同士の隙間がなくなっている状態で、ここを改善させなければ、また筋肉が硬くなり、痛みがでてきてしまいます。
ところが、この部分はそんなにすぐに改善できる場所でもないので、定期的に通院して、しっかり剥がしていく必要があります。
根本的な原因の解析
さて、再発予防に向けて根本的な原因をさがしていくのですが、今回は動きに問題がありそうです。
何が悪いかというと、肩甲骨の動き。腕を動かしてもらった時に、肩甲骨がほとんど動いていなかったんですよね。
本来であれば、肩と肩甲骨が一緒になって動くはずが、ほとんど肩だけで頑張ってしまっている状態です。
↑本来の動き、肩と肩甲骨が一緒に動いている。
本来は100の負担を肩甲骨と肩で分散しているのが、肩に100の負担がかかっているイメージですね。
厳密にいうと鎖骨の動きとかも必要なんですけど、今夏は割愛。
そんなわけで、肩甲骨が上手く動くように練習していく必要もありそうですね。
おわりに
今回の施術では、肩の痛みの原因として、筋肉の硬さだけでなく、関節包の柔軟性低下が関与していることが分かりました。施術後は肩の可動域が広がり、痛みも和らいでいます。さらに、肩甲骨の動きを引き出すことで、再発の予防にもつながることが期待できます。
この方の場合、長年の負担の積み重ねが影響していたため、継続的な施術とご自身でのケアが大切になります。肩甲骨の動きを意識しながら関節の柔軟性を保つことで、痛みの出にくい状態を維持しやすくなるでしょう。
このように、痛みの根本的な原因にアプローチすることで、症状の緩和だけでなく、今後の予防にもつながります。引き続き、お身体の状態を見ながら調整していきます。
肩の痛みでお困りの際は、お気軽にご相談ください。