耳鳴りと首の痛みを改善!60代男性の施術事例
- 【人柄】60代 男性 運送業
- 【症状】耳鳴り・首の痛み

普段の施術の一部を切り取り、発信しています!
今回施術させていただいたお客様は、
1年前から耳鳴りがしていて、どんどん大きくなっている
との事で来院されました!
では、早速施術の内容をご紹介しましょう。
お身体のチェック
- 聞こえ方:高い音
- 気になるタイミング:寝る前
- 鳴らないタイミング:多分ない
原因の解析
今回は、耳鳴りでお悩みの方を施術させていきました。
耳鳴りは、改善に時間がかかる症状でもあり、コツコツ頑張っていく必要があります。
症状も一瞬でなくなるというよりは、
「気づけは音が半分くらいになっている気がする」
「気になる回数が減った」
「最近聞こえないかも」
といっいた感じでじわじわ改善していくことも多いので、その辺りは最初にしっかり説明が必要です。
さて、原因はいくつもありますが、お身体を触っていくと、とにかく筋肉が硬い。
あとは顎の歪みも目立っていましたね。
顎関節の近くには、耳鳴りと近い関係にある「迷走神経」も通っているので、この辺りの改善もポイントになってきます。
耳鳴りの原因ははっきりとは究明されていませんが、信号のエラーであることがおいのではと私見ですが考えていまして、
このエラーをなくしていく、つまり身体の硬さや、左右差をなくしていくのが大切になってくるかと思います。
迷走神経
さて、話に出てきた迷走神経をもう少しお話しすると、
迷走神経と耳なりは3つの関わりがあるとされています。
外耳道の感覚支配、自律神経との関連、迷走神経刺激療法(VNS)の3つですね。
迷走神経は身体の深いところにあるので、直接は触りづらいですが、間接的に介入して、迷走神経を良い方向に導くことは可能です。
特に首の筋肉の奥にも走行しているので、首の動きや硬さなんかも関わってきますね。
このお客様は、今で15回ほど通われていますが、最近は耳なりが気にならなくなってきたとのことです。
元々あった首の痛みはすっかりなくなっていますね。ただ、寝ている姿勢や座っている姿勢で身体の歪みはまだ目立っているので改善の余地はまだまだありうそうですね。
外耳道の感覚支配
迷走神経の耳介枝(Arnold’s Nerve)が外耳道や耳介を感覚支配していて、ここへの刺激が耳鳴りを誘発または悪化させる可能性があります。
自律神経との関連
迷走神経は副交感神経系の一部で、自律神経の乱れが耳鳴りの原因や悪化要因になる場合があります。ストレスや不安が迷走神経に影響を与え、耳鳴りが増幅されることもあります。
経皮的耳介迷走神経刺激(taVNS)
迷走神経を刺激する治療法が、耳鳴りの緩和に効果があるとされていて、神経活動の調整を通じて耳鳴りを軽減する可能性が認められています。
Stress and Tinnitus; Transcutaneous Auricular Vagal Nerve Stimulation Attenuates Tinnitus-Triggered Stress Reaction
おわりに
症状の改善を実感いただけていることはとても嬉しいことですね。
耳鳴りは、完全な解消に時間がかかるケースが多いですが、少しずつ「気にならなくなった」「聞こえない時間が増えた」と感じるようになることが重要なステップです。
また、迷走神経を含む身体のバランス調整や筋肉の緊張緩和が、耳鳴りやその他の不調の改善に効果をもたらすこともあります。引き続き、生活習慣の見直しや姿勢の改善を意識しながら、少しずつお身体の状態を整えていくのが大切ですね。
些細なことでも気になることがあれば、ぜひご相談ください。全力でサポートさせていただきます。